【札幌店引越のお知らせ】4月12日から大通13丁目にジェネシスビル5Fに移転となります。

ファクトリーアンロック(iPhoneのSIMロック解除化)の危険性について

昔書いたブログに「ファクトリーアンロックサービス」という言葉が含まれている事もあってか問い合わせがまた増えてきました。
これからも前述のサービスは取り扱う事がありませんのでご理解下さい。
何故取り扱わないかという答えはこの記事の続きをお読み下さい。

一言言えることは現在受付されているファクトリーアンロックは眉唾の可能性が非常に高いです。
一時的に解除されても永久解除ではなさそうです。

各携帯キャリアから出荷されているiPhoneは全てSIMロックが掛かっており契約したキャリア以外のSIMカードが使えない仕様になっております。
現時点ではdocomoで販売されている一部のAndroid機のみが購入後にSIMロック解除が可能となっておりますがiPhoneにつきましては購入後のSIMロック解除は公式では行われていません。
どうしてもSIMフリー(ロック解除された)iPhoneが欲しければAppleで購入する以外に方法はありません。

しかし、世の中には色々な事を考える人達がいらっしゃいまして・・・本来出来ないはずのSIMロック解除をしてしまうサービスが存在しております。
※過去に当店でもiOS6時代にやっていたのですがサービスが安定しないため取扱中止いたしました。

1ヶ月ほど前ですが良く知っているサイトで「iPhone6のSIMロック解除取扱開始」というのを見て申し込んでみたのですが・・・
色々と調べて見ると非常に問題の多いサービスという事が発覚いたしました。
ネタ元は某有名掲示板の為、真贋や憶測もあると思いますので絶対ではありません。
しかし大枚をはたいてまで不安定・不確定なサービスを利用しトラブルになる事を防ぐ為に書かせて頂いております。

iPhoneのSIMロック版かフリー版の管理はアクティベーションサーバーで管理されており、このサーバーに購入時期や保証期間、どこのキャリアで契約したのか、何回目の修理なのか等が全て記録されています。
正規店やジーニアスバーで修理や交換をした事のある方はご存じですがスタッフが端末の操作こそしておりますが電話機にはほとんど触れずに交換作業が完了します。
お店側で壊れたiPhoneの情報を新しいiPhoneに情報を移行する事ができるのですが・・・
この機能を悪用してSIMロックされているiPhoneに壊れた(破損して動かない)SIMフリーiPhoneの情報を移行してSIMロック解除をしているようです。

本来であればファクトリーアンロックという工場出荷時のSIMロック解除版という意味なので初期化しようがストアで交換しようがSIMフリー状態が保たれるはずなのですが、復元や初期化・ストア修理交換をしたときに再びロックされてしまうという現象が発生しております。
再度ロックされるのではなく元通りなってしまうという表現が正しいかもしれません。

おそらく海外のiPhone修理業者(正規店)がロックされているiPhoneに海外のSIMフリーiPhoneの情報を移行しているのですが日本で発売されているiPhoneに海外で販売されている情報が移行することは考えられません。
しかしこのような事をする業者が後を絶たないためアップル側で対策し不正に入れ替えられた情報を元に戻してしまう為SIMロックが掛かると考えられます。

確かに分割で購入した端末を35,000円(私が申し込んだ時の価格)で完全解除できるのであれば安いかもしれません。
しかしSIMフリーiPhoneが普通に購入できる事を考えるとロックが掛かってしまう怪しげなサービスを利用するメリットはほとんどないと思います。
新しくiPhone6・6Plusを契約し、新品のまま買取店で売却、追い金でSIMフリー機を購入が一番安上がりかもしれません。

「オレは金があるからOK!」という方は是非チャレンジして結果をお知らせ下さい。

ガレージ99からのお知らせでした。

>修理のご予約・ご相談はこちらまでお気軽に

修理のご予約・ご相談はこちらまでお気軽に

ガレージ99 札幌
TEL.011-221-0119
札幌市中央区大通西13丁目4番120 ジェネシスビル5F
営業時間 9:00〜19:00
定休日 不定休( Facebookページをご覧下さい)